繊維状粒子自動測定器 リアルタイムファイバーモニターの必要性

問題点の整理

  • 飛散したアスベスト繊維(=髪の毛の1/2000~5000の細さ)は目視出来ない。
  • アスベスト除去工事中の濃度測定(PCM法)結果は、最低でも数日以降にしか判らない。
  • 各省庁、関連団体から出されているマニュアルでは飛散事故に対する有効な緊急処置方法が充分でない。
  • アスベスト対策工事の発注者はどのような危機管理方法があるのかわからない。
  • 2005年のアスベストショック以降、アスベスト除去工事中の飛散事例が急増している。

ポイント

【濃度】
アスベスト除去工事中に漏洩事故が発生しても、その場で濃度の確認は出来ない。
【スピード】
PCM法などによる濃度測定結果が得られた時には既に除去工事は完了しており、作業の改善に役立てる事が出来ない。
【自動化】
『迅速且つ正確に石綿濃度を測定する手法又は機器の開発が不可欠』との記載もあり多くの有識者が認識している。
「建築物の解体等に伴う石綿飛散防止検討会」H17.10.13抜粋
【基準値】
『アスベスト工事での環境濃度基準値が定められていない。』
(H20.3:社団法人 日本石綿協会調べ)
【課題】
『作業環境測定基準に準拠した測定を実施しているケースはほとんどない。リアルタイムで出来る方法や間接的に評価できる方法である程度チェックし、最終的にはきちんとした測定で担保する形であると、早めに対応できるのでそういったスキーム構築も考えられる。』
第2回建築物の解体等における石綿ばく露防止検討会資料
H20.1.15厚生労働省「石綿ばく露防止対策等に係る論点整理」より

FNM-ME 導入の効果

大気中浮遊繊維状粉じん(アスベスト繊維含む)をリアルタイムでデジタル表示することにより、今後増加する建築物解体工事現場等で大気中に飛散の恐れのある大気中浮遊繊維状粉じん(アスベスト繊維含む)繊維を管理できることが、アスベストばく露・飛散防止に貢献し環境への負担を低減する。
見える
浮遊している大気中浮遊繊維状粉じん(アスベスト繊維含)を数値化する。
管理する
アスベスト除去現場の大気中浮遊繊維状粉じん濃度(アスベスト繊維含)を
リアルタイムでモニタリングして現場の安全を常時管理する。
対処する
管理区域外に飛散した大気中浮遊繊維状粉じん(アスベスト繊維含)を
即座に抑制・鎮じんする。
アスベスト作業現場の大気中浮遊繊維状粉じん(アスベスト繊維含む)を常時モニタリングできることで、大気中浮遊繊維状粉じん(アスベスト繊維含む)の飛散予防・管理が可能である。 (作業員、近隣住民を守ることができる。)

▲ページ先頭へ戻る